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注文住宅のおすすめトイレは?選び方や設計のポイント解説

2022.11.08(最終更新日2023.01.10)

注文住宅のトイレを選ぶ際は、トイレ自体の種類や機能だけでなく、設置場所や広さなど、総合的に検討することをおすすめします。

 

本記事では、注文住宅におすすめのトイレの種類と機能、設計時のポイントと後悔しやすい点を解説します。

 

目次

トイレのタイプから選ぶ

 

注文住宅のトイレを選ぶときに、トイレの種類をあらかじめ知っておくと便利です。まずは、どのようなタイプがあるか紹介します。

 

組み合わせトイレ

 

組み合わせトイレとは、「便器」「便座」「タンク」を組み合わせて作ったトイレです。多くの家庭で利用する、一般的な形状というとイメージしやすいでしょう。

 

比較的低価格で、温水洗浄便座やタンク上部の手洗い器などを選べる点がメリットです。また、パーツを組み合わせているため故障した際も交換しやすくなります。

 

デメリットは、入り組んだ部分が多いため掃除がしづらく、タンクに水が溜まらないと流せない点です。

 

タンク一体型トイレ

 

「便器」「便座」「タンク」が一体になったトイレで、温水洗浄便座が内蔵されているのが特徴です。凹凸がなく、全体的に一体感があり、見た目がシンプルなだけでなく、掃除がしやすい点もメリットです。

 

ただし、部品が一体となっている分、故障した際はトイレ自体の交換が必要なケースもあります。また陶器製ではなく樹脂製のものが多いため、見た目のイメージや質感などを事前に確認した方が良いでしょう。タンク式なので、水が溜まらないと流せないのは組み合わせトイレと同様です。

 

タンクレストイレ

 

タンク部分のないトイレで、温水洗浄便座は標準装備となっています。水道から直接水を流す仕組みのため、連続でも使用できます。また、タンクがない分スタイリッシュで、トイレ内が広く見える点もメリット。

 

なお設置金額は比較的高額で、手洗い器をつけたいときは別途トイレ内に設置工事が必要です。故障時はトイレ本体の入れ替えが必要なことがあり、水圧の弱い場所では設置そのものができないケースもあります。

 

システムトイレ

 

システムトイレとは、収納や手洗い器などがセットになっており、自由に組み合わせを選べるトイレです。セット商品のため、カタログなどで確認したトイレをそのまま自宅に再現しやすいです。

 

しかし、トイレの設置場所がある程度広いこと、コンセントや止水栓の位置などに制限があるため、設置前に確認が必要です。

 

トイレの機能から選ぶ

 

注文住宅のトイレを選ぶときは、タイプと合わせて欲しい機能を確認すると、より理想に近づけることができます。お掃除が楽になる機能や快適にトイレを使える機能などを紹介します。

 

お掃除を楽にする機能

 

トイレは汚れやばい菌が気になるからこそ、清潔に保ちたい部分です。トイレをキレイに保てる機能があれば、お掃除の手間を減らせます。

 

汚れ防止機能

 

便器内部に汚れを付きにくくしたり、除菌したりする機能です。使った後はもちろん、トイレを使っていないときも汚れ防止機能が働くため、お掃除が楽になります。

 

フチなし便器

 

汚れが溜まりやすい便器のフチ部分をなくしたトイレです。フチ裏をブラシで擦って掃除しなくてよいため、トイレシートだけでもお掃除できます。掃除の手間を減らし清潔を保つのに役立ちます。

 

自動掃除

 

用を足したか、センサーが自動で感知して洗浄するトイレです。タンク内に洗剤を補充できるタイプもあるため、使うたびトイレの清潔を維持できます。小さいお子様の流し忘れ対策にもよいでしょう。

 

トイレを快適に使える機能

 

暖房便座や温風乾燥など、快適に用を足せる機能が選べるのも注文住宅のトイレの魅力です。

 

暖房便座

 

便座を温めることで、冬の寒い時期に冷たい便座に座らずに済むうれしい機能です。最近では人の動きを感知し瞬間的に便座を温める機種もあるため、節電と快適さを両立することもできます。

 

温風乾燥

 

温水洗浄便座を使用したあと、温風で乾かす仕組みです。トイレットペーパーで拭き取っても湿気が気になる方に良いでしょう。

 

消臭機能

 

便座部分にオート消臭機能があり、用を足した後の臭いを残さない仕組みです。人数の多い家庭など、トイレを利用する頻度の高い家におすすめです。

 

あると便利な機能

 

夜間の自動間接照明や節水機能など、あると生活が便利になる機能です。これらの機能を使えば、トイレをより快適な空間にできるでしょう。

 

節水機能

 

流す時の水流を変えることで、全体的な節水機能を向上したトイレです。レバーで水の量を調整するのではなく、全体量を減らすことで効果的な節約が可能となります。

 

夜間照明

 

夜間にトイレを利用する際、自動で間接照明が点灯する仕組みです。床や便器の鉢部分、トイレットペーパー部分など、必要な部分のみライトが点灯します。夜間に目が覚めたときも、まぶしさを気にせず用を足せるでしょう。

 

自動開閉機能

 

センサーが人の動きを確認し、トイレの蓋が自動で開閉する仕組みです。ばい菌が気になるトイレの蓋を触らなくてよく衛生的です。また高齢の方であれば、トイレの開閉で足腰に負担がかからない点もメリットです。

 

トイレを設計するときのポイントを解説

 

注文住宅のトイレは本体だけでなく、トイレ内部の設計も大切です。ここでは、事前に確認したいポイントを紹介します。

 

【広さ】手洗い器やバリアリーが必要か確認

 

一般的なトイレの広さは0.5~0.75坪で、幅80cm×奥行き160cm程度が主流となっています。2階に設置するトイレの場合、上記よりも狭いことがほとんどです。

 

トイレの広さを考える際、手洗い器は設置するか、収納は多い方が良いかなどを考え、適した広さにしましょう。広すぎると掃除に手間がかかり、狭すぎると使いづらくなってしまいます。

 

また、高齢の方のトイレの介助が必要であったり、バリアフリーにしたりする場合は、1坪程度の広さにして余裕を持たせましょう。

 

【位置】使う人に配慮した場所に設置する

 

トイレは使う時に音が気になったり、出入りを見られたくなかったりする場所です。特別な理由のない限り、水回りをまとめられて音などのプライバシーに配慮できる洗面所の近くなどに設置しましょう。

 

【内装】手入れがしやすく汚れが目立ちづらいこと

 

トイレの壁紙や床は、汚れが落ちやすく目立ちづらい素材がおすすめ。防水・防汚機能コーティングや、消臭機能のあるものだとなお良いです。

 

水回りのため、水はねなどが気にならない素材である点も大切です。

 

【収納】トイレットペーパーや掃除道具が隠せること

 

トイレットペーパーや掃除道具など、トイレ内で収納が必要なものは意外と多くあります。また、排泄の介助が必要な方であれば、それらの道具を収納する場所も必要です。

 

収納が少ないとすっきり見えるものの、実際に使ったときに不便を感じてしまいがち。トイレットペーパーのストックも含め、普段トイレでどのようなものを使っているか確認し、それらがしまえるだけの収納か確保しましょう。

 

注文住宅のトイレで後悔しやすい4つのポイント

 

以上のように注文住宅のトイレは、種類・機能・設置場所・内装など、さまざまな点から考える必要があります。ここでは、実際使ってみて分かる後悔しやすいポイントを解説します。

 

1. トイレの数が足りない

 

家族の人数によっては、トイレの数が足りなくて後悔するケースがあります。特に、朝の通勤・通学準備の時間帯はトイレの奪い合いになりかねません。家族の人数が4人以上の場合、トイレは2つあると良いかもしれません。

 

2. 手洗い器は必要可否

 

トイレの手洗い器は設置してもしなくても後悔するケースが見られます。

 

【設置して後悔するケース】
・トイレが狭くなった
・手洗い器の掃除が大変

 

【設置しなくて後悔するケース】
・来客を洗面所まで案内しないといけない

 

要・不要はそれぞれの家庭により事情が異なるため、どちらの手間を取るか、事前に考えておくと良いでしょう。

 

トイレットペーパーの位置

 

トイレットペーパーは、一般的にトイレの左手側に設計します。しかし、利き手によっては逆の方が使いやすいケースもあります。どちら側につけるのか、高さは家族に合っているかなども確認しましょう。

 

ランニングコストを考慮しなかった

 

組み合わせトイレを選び、機能を絞ればトイレの設置の初期費用を抑えることは可能です。しかし、タンクレストイレや節水機能があった方が、長い目で見たときにコスト減になるケースもあります。

 

初期費用を切り詰めた結果、後になって機能や性能を追加すればよかったと思うもの。10年、20年先のことも考えてトイレを選んでみましょう。

 

冬のトイレの温度

 

居間から遠い場所にトイレがあると、冬場の寒さが気になります。特に、急激な温度変化はヒートショック現象を招く恐れもあります。寒さの厳しい地域であれば、暖房便座にする、トイレの室内に暖房を設置できるようにするなど、防寒対策も忘れず行いましょう。

 

コンセントの個数や消費電力にも注意

 

暖房便座や温水洗浄便座を取り付ける際は、コンセントの設置も必要です。また冬場にヒーターなどを設置したいと考えているなら、一つのコンセントで必要な消費電力を賄えるかも確認しましょう。コンセント一つで利用できる電力は1,500Wまでとなります。

 

注文住宅のトイレは総合的に判断しよう!

 

注文住宅のトイレを選ぶ際は種類や欲しい機能とコストを比較して検討しましょう。

 

また初期費用を抑えた結果、ランニングコストがかかってしまうケースもあるため、将来を見据えた選択が大切です。

 

トイレの設計では場所・広さ・内装・収納など、総合的に検討する必要があります。設計時に後悔しやすいポイントも踏まえると、納得のいくトイレを選びやすいでしょう。

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