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新築のランニングコストはどのくらい?抑える方法も解説

2022.02.15(最終更新日2022.06.28)

一戸建てを新築しようとする場合、購入価格やローンの支払い額にばかり気を取られてしまうかもしれません。購入後のランニングコストについて、それほど真剣に考えていない方も多いのではないでしょうか。
しかし、一戸建てのランニングコストは決して安いものではなく、きちんと考えないと後悔することになりかねません。
この記事では、新築のランニングコストがどのくらいになるか、マンションと比較したときの違い、コストを抑える方法などについて解説します。

目次

新築にはどのくらいの費用がかかるのか?

一戸建てを新築する際は、頭金として購入価格の10~20%を用意するのが一般的です。ただし、現在は住宅ローン借り入れの金利が低いため、頭金を用意しないこともあります。
 
このほか、新築の購入時に必要な現金としては、印紙税、登録免許税、住宅ローン借り入れ費用、司法書士への報酬、仲介手数料などが挙げられます。これらの総額は購入価格の5~10%程度です。さらに、引越し費用や不動産取得税といった出費もあります。
また、購入後に発生するランニングコストも必要です。

新築にかかるランニングコスト

新築住宅にかかるランニングコストには、税金、メンテナンス費用、保険料などが挙げられます。それぞれについて、詳しく説明します。

税金関係

不動産を所有していることで徴収されるのが、固定資産税です。税額は課税標準額(固定資産税評価額)の1.4%で、土地と建物の別々に課税されます。
 
なお、建物は年が経つごとに評価額は下がっていきますが、土地の評価額は年によって変動します。たとえば、自宅近くに駅ができるなどして便利になると評価額が上がることもあるのです。
このほか、市街化区域に住宅があると都市計画税が課税されます。課税額は固定資産税評価額の0.3%です。

メンテナンス関係

また、大きな費用としてメンテナンス費用があります。外壁や屋根の塗装、水回り設備の交換などです。それぞれについて説明します。

外壁・屋根

外壁や屋根は風雨にさらされているため、10年から20年で塗装をし直さなくてはいけません。建物の規模や外観、屋根の仕様等によりますので、あくまで目安ですがそれぞれ100万円程度かかります。

水回り設備

風呂やトイレ、キッチン、給排水管といったものも20年前後で交換する必要があります。費用は風呂やキッチンの交換は100万円程度、トイレや給排水管は50万円程度です。

その他

ほかにもシロアリ駆除、フローリング、壁紙の交換などが必要です。シロアリ駆除は15年前後で20万円、フローリングは20年前後で8畳あたり15~20万円、壁紙は20年で70万円程度かかる場合があります。

保険料

建物が火災になる可能性は否定できないため、火災保険は必須です。火災保険は保険金額や建物構造、所在地で保険料が大きく変わりますが、年に3~5万円程度と考えておくとよいでしょう。なお、地震保険やオプションを付けると保険料はさらに上がります。

光熱費

光熱費は新築であろうとなかろうとかかるため、新築とは少し関係ないかもしれません。しかし、一戸建てを新築する場合、建材の選び方などによって光熱費が大きく変わってきます。

マンションとのランニングコストの比較

新築住宅とマンションとのランニングコストはどれくらい違うのでしょうか。先述した項目について、それぞれ比較してみました。

税金

固定資産税はマンションのほうが高くなることが多いようです。その理由として、マンションはRC造など丈夫な作りでもともとの評価額が高いことが挙げられます。
さらに、耐用年数がRC造は47年と木造一戸建ての22年と比べて長く、なかなか評価額が下がらないことも、マンションの固定資産税が高くなる理由です。

メンテナンス関係

メンテナンス費用もマンションのほうが高くなってしまうことが多いようです。
マンションの場合、共用スペースの維持管理などのために管理費を月に1~2万円ほど支払います。さらに、大規模修繕用に修繕積立金が月に1~2万円必要です。修繕積立金については、実際の修繕の際に不足する部分を一時金として求められることもあります。
 
また、メンテナンス費用とは少し異なりますが、マンションの場合は駐車場の費用も必要です。近隣の月極駐車場を参考に決められるため、利便性のよいところだと思わぬ出費になってしまうこともあります。

保険料

火災保険料はマンションのほうが安くなることが多いようです。鉄筋コンクリート構造で火災や地震に強いことが理由として挙げられます。

光熱費

光熱費はマンションのほうが安くなることが多いようです。一戸建てと同じ間取りでも、マンションのほうがコンパクトであることが多いことが理由として考えられます。

ランニングコストを抑える方法

新築一戸建てのランニングコストを抑える方法は、主にメンテナンス費用・保険料・光熱費の節約です。
ここでは、それぞれの費用を抑える方法を紹介します。

メンテナンス費用を抑える

メンテナンス費用を抑えるためには、新築時に建材などをよく選びましょう。保証期間の長い外壁材の場合、耐用年数は30~40年ほどです。耐用年数を重視して外壁材を選べば、数十年単位の長い目で見たとき、メンテナンス費用を100~200万円ほど節約できることもあります。
 
また、水廻り設備など、必ず交換しなければならないものについても、新築時によく素材を選びましょう。新築時に安くすませても、30年、40年サイクルで考えるとかえって費用がかかってしまうことも考えられます。

保険料を抑える

新築時に省令準耐火構造の家を選ぶと、非耐火構造のものと比べて半額近く保険料が下がることがあります。新築時の費用のほうが高いとはいえ、火災に強いことを考えると、高いとは言い切れないかもしれません。
また、火災保険は地域によって値段が変わってきます。
 
たとえば、台風の多い九州や沖縄は、ほかの地域と比べて値段が高く設定されています。住宅密集地で火災のリスクが高い地域も同様です。
つまり、災害リスクの少ない場所に家を建てたほうが、保険料は安く抑えられます。家を建てる場所についても、可能な限り考慮するとよいでしょう。
 
ほかにも、火災保険は不要なオプションを減らすことで安くできます。
たとえば、ハザードマップで水害の危険性がない地域に家を建てる場合、水災特約は外してもよいでしょう。また、必要に応じて家財保険を省くなどして、保険料を節約することもできます。

光熱費を抑える

光熱費についても、新築時に気密や断熱性を考えておけば、ランニングコストが大きく変わってきます。可能な限り、断熱性に優れた外壁や屋根を厳選するのがおすすめです。
また、外壁は見た目を気にしてしまいがちですが、表面積が増えるほど断熱性も下がってきます。断熱性を考えるのであれば、シンプルな外壁を選びましょう。メンテナンス時の費用をある程度抑えることもできます。
 
外壁や屋根の変更が難しい場合、玄関ドアや窓をよく選ぶことで断熱性を上げるのもひとつの方法です。
さらに、間取りについても複雑な間取りや吹き抜けなどを選ぶと、冷暖房効率が下がります。節約を意識するのであれば、構造は極力シンプルなものにしたほうが無難でしょう。このほか、太陽光発電を設置して光熱費を抑える方法もあります。

新築一戸建てはランニングコストを抑える工夫も大切

新築一戸建ては購入費用も高額ですが、ランニングコストも無視できません。新築時に初期費用だけでなく、ランニングコストのことも意識して建築すれば、長い目で見たときにトータルの費用が抑えられる可能性があります。
本記事を参考に、ぜひランニングコストを抑えた新築住宅についても検討してみてください。

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